HULFTの定義情報の削除は大変だ!

あるサブチームの*1HULFTの定義を全て消すという依頼がありました。
このサブチームのHULFTの定義は、配信側と集信側で*2AIXWindowsサーバーに設定されています。
AIXの方にはFTPサーバーが設定してあるので、TeraTarm等のエミュレーター*3SSHで作業できるのですが
Windowsサーバーにはないのでリモートデスクトップで作業しなければなりません。
AIX*4CUIWindows*5GUIのコンソールです。


定義情報を削除するコマンドは下記になります。
コンソールからでも削除は出来るのですが、CUIGUIもファイルID単位で1つずつしか削除出来ません。


削除コマンド

配信 utlirm -i snd -id ファイルID
集信 utlirm -i rcv -id ファイルID

実はこのコマンドでもファイルID単位でしか実行できません( ̄▽ ̄;)
色々調べたのですが、まとめて削除する方法はないみたいです。残念すぎる・・・
そこで下記のコマンドでワイルドカードを使って必要な定義情報を全て抽出しました。


抽出コマンド

配信 utligen -f send_parameter.txt(ファイル名は任意) -i snd -id "TEST*"
集信 utligen -f rcv_parameter.txt(ファイル名は任意) -i rcv -id "TEST*"

抽出したテキストをさらにサクラエディタ等のエディタのGrepを使いファイルIDだけ抽出しました。
そのファイルIDに正規表現で削除コマンドを付加して、AIX用のシェルとWindows用のバッチを作成しました。
このシェルとバッチを実行して見事に全て削除する事が出来ました。
実は削除した定義を全て登録したのも僕だという事が悲しいです(TmT)

*1:セゾン情報システムズが開発したファイル転送ソフト

*2:IBM社の開発したUNIX互換OS

*3:主にUNIXコンピュータで利用される、ネットワークを介して別のコンピュータにログインしたり、遠隔地のマシンでコマンドを実行したり、他のマシンへファイルを移動したりするためプログラム

*4:ユーザに対する情報の表示を文字によって行ない、すべての操作をキーボードを用いて行なうユーザインターフェース

*5:ユーザに対する情報の表示にグラフィックを多用し、大半の基礎的な操作をマウスなどのポインティングデバイスによって行なうことができるユーザインターフェース