クリムト、シーレ ウィーン世紀末展に行ってきました

先日、前から見に行きたかった「クリムト、シーレ ウィーン世紀末展」をサントリーミュージアム天保山に見に行ってきました。
クリムトは僕が絵画に興味を持つきっかけになった画家です。
約6年前位に知人に兵庫で開催していたクリムト展に連れて行ってもらい、
そこですごくクリムトを気に入りました。
携帯のメールアドレスもクリムトの名前にしちゃってます。


今回の展覧会の概要はこんな感じ。

本展では、ウィーンミュージアム(旧ウィーン市立歴史博物館)のコレクションの中から、
クリムト、シーレをはじめ、マカルト、モル、モーザー、オッペンハイマー、ココシュカらの選りすぐりの絵画約120点を公開し、
19世紀末から20世紀初頭のウィーンの絵画、芸術の流れを概観するものです。

今回はクリムト展ではなくウィーン世紀末展だったので、
楽しみにしていたクリムトは少なくて、油彩に関しては数点しかありませんでした。
しかも初期の古典的な作品や過渡期の作品もあったので、
僕の好きな後期の装飾的できらびやかな感じの作品は
今回の展覧会のメインに使われている有名なパラス・アテナ位でした。

グスタフ・クリムト 《パラス・アテナ》

黄金の甲冑を着たアテナが、薄い瞳で強く見つめる姿が印象的でした。


クリムト以外で気に入った作品は2点ありました。
1つ目はこの作品。


ライムント・フォン・シュティルフリート 《ザンクト・シュテファン大聖堂》
ゴシック様式の柱や、大聖堂の内部が丁寧に描かれていてとても美しかったです。


2つ目はこの作品。


ヴィルヘルム・ガウゼ《宮廷舞踏会》
ウィーンの宮廷舞踏会が描かれています。
水彩画なのに全てのモデルの表情がすごく豊かでびっくりしました。


少し物足りなかった感がありますが、
19世紀のウィーンで保守的な芸術から、
独創的な表現で新しい芸術(ウィーン分離派)を生み出そうとした芸術家達はアツいです。
エンジニアに通じるところがあるかも。
次はクリムト展をやってほしいです。