「おくりびと」を観てきました

アカデミー外国語映画賞を受賞して「おくりびと」の大ブームが来ているので便乗して観てきました。
賞レースを総なめにしているので、どれほどのもんかと思って観てきたらヤられました( ̄□ ̄;)
去年に観にいった「容疑者Xの献身」に続いて素晴らしい映画でした。
映画館に行ってちょっと印象的だったのは、若者はほとんどいませんでした(笑)


「死」というものが大きなテーマで色んな人が亡くなっていき、
作品自体は死者への畏敬の念をベースにしています。
しかし結構ユーモアな場面もあって暗くなく、
夫婦愛、親子愛、地域社会の絆等もテーマになっていたので、
笑いあり、感動ありそして色々考えさせられる作品でした。
本木雅弘の納棺の儀式は、所作がとても美しくて神々しく感じました。
キャスティングも演技力抜群の人達ばっかりでとても良かったです。
特に本木雅弘山崎努の掛け合いは絶妙でした。


この映画の裏話として本木雅弘がこの作品を企画した事はびっくりしました。

本木雅弘が、1996年に青木新門・著『納棺夫日記』を読んで感銘を受け、青木新門宅を自ら訪れ、映画化の許可を得た。
おくりびと - Wikipedia

僕はこの映画の中で3回程泣いてしまったのですが、
右隣のカップルの男性は寝ていました(笑)
映画が終わってから彼女につっこまれて軽くもめてました。
僕も昔は映画とかで泣いたりしなかったんですが、
素直に泣けたという事は、それなりに人生経験を積んで
少し人の痛みが分かるようになったのかなっなんて思いました。
偉そうな事言ってすみません(;^_^A


素晴らしい映画なので是非観て下さい。
原作はこちらです。
納棺夫日記
容疑者Xの献身