バーテンダーのレベルを計るカクテル
ホッテントリで【酩酊】カクテルのレシピ【泥酔】 - ベア速というエントリがあって楽しく読んでいました。
バーテンダーをしていた頃は、とても作るのが難しいカクテルがいくつかありました。
その中でも「ジンフィズ」は、そのバーテンダーのレベルが分かると言われているくらい難しいカクテルでした。
#あくまでも僕の界隈です。
まずこれがジンフィズの代表的なレシピになります。
レシピや作り方はだいたいこんな感じだと思います。
ちなみに「フィズ」という言葉は、ソーダ水のシューという音(スプラッシュ)からきた擬音語と言われています。
カクテルのスタイルは、ベース(ジン)に酸味(レモン)、甘味(砂糖)を加えてシェークして、ソーダ水を加えたものになります。
なぜこのカクテルでバーテンダーの力量を計る事が出来るかというと、
シェークの具合(分離していないかどうか)、ステア(炭酸を飛ばさずに混ぜる)という技術に加えて
ジン、レモン、砂糖(or ガムシロップ)の配合、氷の大小、ソーダの分量と注ぎ方と
美味しく作る為のポイントが山ほどあるからです。
少し配合の分量を変えたり、シェークの度合いの違いで全然味が変わっちゃいます。
僕が見るポイントは自分が気をつけていたポイントです。
僕のレシピは最終的にはこんな感じでした。
レシピ ■ ビーフィーター47度/40度 (BEEFEATER GIN) 45ml ■ フレッシュレモンジュース 15ml ■ カリブ(フランス製高級糖液) 2tsp ■ ソーダ(ウィルキンソン) 適量 ※ レモンの糖度によって微調整
気を付けていたポイント 1 ジンとレモンとガムシロップ(or 砂糖)のバランス。 2 ジンとレモンとガムシロップ(or 砂糖)がシェークで分離しない。 3 ソーダを注ぐ時に氷に当てずに、氷とグラスの隙間から伝わすように注ぐ。 4 最後のステアで炭酸を飛ばさずに混ぜる。
そんなわけでジンフィズを美味しく作れるバーテンダーは他のお酒も大抵美味しいです。
僕はジンフィズを商品として出せるようになるまで約1年半位かかっちゃいました。
他にも同時期に作るのに苦労したカクテルにギムレットやジントニックがありました。
そこで当時勉強として色んなバーを飲みにいっていた時に、美味しかったバーをご紹介します。
BAR K6(バー ケーシックス)
雪月花
THE BAR Straight(ザ バー ストレート)
Bar La Grange(バール ラ グランジ)
Bar Cordon Noir(バー コルドン ノワール)
カクテルの時のように、プログラミングもコツコツ自分の味を作っていきます。
久し振りに美味しいお酒を飲みに行きたいなー。