任天堂の人と酒を飲んできた

ひょんな事から任天堂の人と食事をする機会を得ました。
経緯は僕の相方の職場の同僚のご主人が
任天堂に勤めていらっしゃるという事でした。
前職の僕なら「へーすごいなー」位で終わっていたところですが、
今この業界にいる僕にとっては、
こんなありがたい偶然はなかなかありません。
そこで食事の席を設けてもらう事にしました。
場所はあつかましいのを承知であちらの自宅にして頂きました。
理由はご主人の本棚と自宅PCを見せてもらいたかったからです。
人間ときにはあつかましさも必要だと自分に言い聞かせる。


ご主人が芋焼酎が好きだと伺っていたので、
ちょいとレアな霧島をお土産に持って行きました。
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霧島酒造赤霧島黒霧島が有名ですが、こんなのもあります。


さて食事会当日、この日は別の友人夫婦も一緒で計6人で鍋を囲みました。
僕はご主人の横の席をゲットする。
みんな少しお酒が入って、場の空気が和んできたところで話をきり出してみました。
ご主人が話してくれた要点はこんな感じでした。

・エンジニアの最初はガムシャラに手を動かして、夢中になれる技術を見つけた方がよい。
(ご主人の場合は携帯の組み込みだった事もあってC/C++)
・色んなジャンルの技術に触れた方がよい。
・管理や設計等、技術以外にも触れた方がよい。
・本から情報を収集した方がよい。
・英語を勉強した方がよい。

1つに特化するよりも、オールマイティな人間の方がニーズが高いとおっしゃってました。
現にご主人は上から下までなんでもござれです。
上記以外の話でおもしろかったのは、
任天堂さんは開発環境を基本的に独自開発しているという事です。
会社に体力があるという事も重要ですが、
欲しいものが無かったら作るという考え方を実践しているのがすごいと思いました。
サポートが必要な時でも社内で必要な情報を得ることが出来ます。
レスポンスのスピードや信頼性という意味でも重要だと思います。


それと社員同士の社外での交流も活発だという事です。
やっぱり飲みにケーションも含め社員同士の交流を密にする事は大事です。


そしてもう1つの楽しみであった本棚を見せて頂きました。
PGとしては一線を退かれているので、
技術書よりもビジネス、管理、会計、英語関係が多かったです。
SLAM DUNK」も全巻揃ってました(笑)これも共感。
任天堂さんは社長がよくお勧めの本を社員に紹介するそうです。
社長が読んでいるから自分も読んでみるという理由で読書をはじめる社員もいるらしく、
社員が読書に興味を持つのに一役買っているそうです。
今回特にお勧めの本をお借りしました。

ザ・チョイス―複雑さに惑わされるな!

ザ・チョイス―複雑さに惑わされるな!

少し読みにくいですが、内容が濃くおもしろいのでゆっくり読破します。


今回、同業者の人と話してとても有意義でした。
この業界のカテゴリは多種多様で、軽くジャンル分けしても
「インターネットサービス系」、「通信・プロバイダ系」、「ハードウェア系」、「ソフトウェア系」とあります。
そんな中で自分とは違う視点や業界話、本などでは得れない経験談を聞ける事はとても勉強になりました。
これからも勉強会等に参加し、交流関係を広げて自分の視野を広げていきたいです。


ちなみに霧島がアルコール度数40度あるので
食事の後半は2人とも泥酔状態で寝てました。
でも一応営業はかけました( ̄▽ ̄)=3