ご祝儀マナーあれこれ

今週の土曜日に知人の結婚式があります。
結婚式というとご祝儀があります。
今までは直前で慌ててコンビニで祝儀袋を買って、
あればピン札、無ければそこそこ綺麗なお札を用意して渡すという感じでした。


ところが今回の結婚式は
新郎と新婦が目上のお世話になっている人なので、あまり適当にはできません。
加えて僕も結構いい年なので、
ご祝儀のマナーをちょっと調べてみました。

祝儀
慶事(喜ばしい時)などの祝意やその互助活動の手間に対する謝意を表すために贈る金品のこと。

祝儀 - Wikipedia

実はご祝儀を贈るという習慣は、日本独特のもののようで、
欧米では、レストランやカフェを貸しきって、
パーティ形式で披露宴を行うことが主流で、
ご祝儀の代わりに、会費制を導入しているところが多いようです。

祝儀袋

上包みの紙が1枚だけの祝儀袋は、実はお祝い事には不適当のようで、
1枚のものは、「不幸が重ならないように」と仏事で使われるそうです。
お祝い事は重なると良いので、2枚以上の紙を重ねてある祝儀袋がBEST。
重ねる事にもちゃんと意味があるんですね。

水引

ご祝儀袋の中央には水引という紐があります。
水引は色によって意味が違い、黄色い紐はお葬式で使うものです。
結婚式で使っちゃったら「GAMEOVER」ですね。
お祝い用はもちろん紅白や金銀です。
水引の色は、濃い色が右で、薄い色が左になるようにします。
金銀なら右が金で、左が銀です。
ちなみに水引の語源は一説ですがこんな由来です。

紙をよって紙縒り(こより)にして、よりが戻らないように水糊を引いて乾燥させ固める製法に由来する説。

ご祝儀のマナー

1.水引の紐をチョウチョ結びにしない
容易に解けないあわじ結びか結びきりを使います。
解けない、つまり離れないという願いがこめられています。
チョウチョ結びはほどけてしまうので、結びなおすことが出来ます。
慶事を繰り返す」という意味では縁起がいいのですが、
結びなおすという意味では結婚式には向かないのです。
チョウチョ結びのものは出産向けだそうです。
2.水引紐の先が上を向いているものを選ぶ
先が上を向いているものを使う事で"ますます栄る"ということを示しているそうです。
3.四文字を使わない
お祝いなどの表書きに四文字を使わないほうがよいという考え方があります。
これは「」という数字は縁起が悪いという考え方に起因しています。
例えば「祝御結婚」よりは五文字で「御結婚御祝」や三文字で「祝結婚」の方がよしとされています。
4.縁起の悪い文字をを使わない
日本人特有なのかもしれませんが、
慶事では「別れる」/「切れる」/「去る」/「離れる」/「流れる」等の言葉を避けます。
また、人名や地名が2行にまたがる場合もよくないようです。(言葉が割れる=縁起が悪い)

お祝いの金額の相場

関係 金額
兄弟・姉妹 5万〜10万
いとこ・親戚 3万円
甥・姪 5万円
友人・知人 2万円〜3万円
上司 3万円
主賓 3〜5万円
部下 2〜3万円
仲人 10万円〜20万円

※ 夫婦で出席する場合
目安として1人の金額の2倍よりやや少なめでOK。
兄弟・姉妹の場合 2人で10万円/友人・知人の場合 2人で5万円
※ 出席出来ない場合
相手との関係の深さにもよりますが、一般的には5千円〜3万円。
平均は1万円程度で、ご祝儀と一緒に一筆添えるのがマナーのようですが、要は気持ちですね。

袱紗(ふくさ)

まず読めませんでしたw
なぜ袱紗が用いるのかというと
「お祝い金を汚さないように」と、相手を思いやる気持ちの表現の1つみたいです。
若者で袱紗を自在に扱っていたら、一目置かれそうですね。


色々調べてみたら中々奥が深い。
多分礼儀やマナーを重んじる日本人ならでなだと思いました。
豚インフルのせいで結婚式場でマスク着用の義務付けがないことを願います。