要求開発フォーラム西日本 2009に行ってきました

少しエントリするのが遅れたのは、
プロジェクトが佳境で残業祭りだったもんで(;^_^A


前回のエントリでご紹介した勉強会の第1段です。
このイベントは「要求開発アライアンス」が主催する西日本でははじめてのイベントです。
前回参加した「DevKAN(DevLOVE関西)」でセッションをされていた前川 哲次(以下てつ。さん)さんが
企画に関わっていらっしゃったので参加しました。


僕は上流工程を経験した事がなかったので、
話の内容がわかるか不安もあったのですが、すごく勉強になるものでした。


当日の内容は「要求開発アライアンス」の理事の萩本 順三氏と細川 努氏のセッション、
「要求開発への期待」をテーマに全員参加型のパネルセッション、
そしててつ。さんの「今後の西日本の活動について」でした。


以下はメモ書きです。
特に印象に残ったフレーズは☆マークですw

システム開発における適切なエンジニアリングは評価されない。
・保守も含めたシナリオを描く事が重要。
・管理者、オペレーター、開発者それぞれのロールで
 何に価値があるかをディスカッションする(こたつモデル)。
 ここでの各ロールをマネジメントされたものが真の要求。
・要求に答えがあるわけではない。
・業務要求は点ではなく面である。(ストーリー)
・お客さまがシミュレーションできるようにビジネスオペレーションの見える化(紙芝居、プロト等)を行う。
・要求は戦略的に*1トリアージされたもの。
・既存のビジネス戦略に疑いをかけ、WhatではなくHowを手探りで見つける。
・自分の仕事を外から見る。
☆最新化(メンテナンス)できないドキュメントはいらない。
☆システムケースで作るユースケースは正しくない。
ユースケースはビジネスを描くため。
☆描くと作るの2つのフローが必要。
☆価値を再発見してお客さまに提案する。(クリエイティブ)
☆なぜ必要かを説明できないものは不要。
☆価値があると思った事は全部やってみる。

「要求開発」の考え方は上流工程にはもちろん、色々なところに応用が効く事がわかりました。
自分でも出来る範囲からはじめていきたいと思っています。
まずは「要求開発アライアンス」のグループに入りました。
そして「要求開発アライアンス」が執筆したこの本を注文しちゃいました。

要求開発~価値ある要求を導き出すプロセスとモデリング

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  • 作者: 山岸耕二,安井昌男,萩本順三,河野正幸,野田伊佐夫,平鍋健児,細川努,依田智夫,[要求開発アライアンス]
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  • 発売日: 2006/03/02
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僕はめっちゃ影響されやすく、ハマりやすいなぁ( ̄∇ ̄*)ゞ

*1:作業の優先順位を判断すること