関西Javaエンジニアの会(関ジャバ)に行ってきました

先日、僕の先輩(id:jyukutyoid:kiy0taka)が作った新しいコミュニティ
その名も「関西Javaエンジニアの会(関ジャバ)」の第一回勉強会がありました。

関ジャバ設立のご挨拶

まずは主催者のid:jyukutyo先輩より
当コミュニティを作った経緯とご挨拶。
目標としては2ヶ月に1回のペースで開催するとのこと。

今回のセッションは主催者のお三方の3つでした。

2010年Javaの旅 〜Java7のここが新しい〜 id:cero-tさん

Java7の新機能やJavaを取り巻く環境についてのお話でした。

1 Modularity
「public is too public」 という懸念点を改善する為に、「module」という新しいキーワードを導入する。
例えばフレームワークの中だけで使いたい部品を作りたい場合に、
スコープを「public」にすると具合が悪いという事です。
この機能によって「module」キーワードを使用しているところからのみ呼び出し可能になります。
JARの依存を動的解決にするので依存関係が複雑になります。
その為、デプロイする人は困るかもとのことでした。

2 動的言語対応
JVM上で動作する動的言語JRubyコンパイル時に型が決まらない為、実行時解決になります。
その為、動作速度が遅いのです。
そこで「*1invokedynamic」というバイトコードの追加により、
JVM上で動作する動的言語の動作速度が向上するとのこと。

3 いろいろこまごま
・tryでclose不要
・数値にバイナリの記述が可能
・コレクションリテラルをカンマ区切りで記述可能。
ジェネリクスの右辺を記述しなくてもよい。

まとめは「開発者のための開発者のための嬉しい変更が増えた」とのことでした。
Devkan関西でLTを見させて頂いた時にすごくおもしろかったので、
今回もすごく楽しみにしていたのですが、やっぱり良かったです。
エンジニアとしての姿勢も含めてとても勉強になりました。

G* in Action 〜YOU、Groovyやっちゃいなよ!〜 id:kiy0taka先輩

Groovyの開発環境とフレームワーク、基本的な文法についてのお話でした。
「G*」とはGroovyとGroovyに関連するモジュール(GrailsGaelyk、Griffon等)の総称のこと。
コーディングのしやすさや、フレームワークプラグインを含めた環境の充実も含めてどんどん進化している感じです。

テストのニュージェネレーション! 〜TestNGをJUnit4との比較で知る〜 id:jyukutyo先輩

JUnitの思想は正しいけど、
ステートレス、例外テストが複雑、テストメソッドに引数が渡せない等の問題点があります。
TestNG(Testing, the Next Generation)はこれらの問題点を解消するフレームワークというお話でした。


今回の勉強会はけっこうスベっていましたが、
全体的に「関ジャバ」故に、「関ジャニ」を意識しすぎたのが影響していました。
特にid:kiy0taka先輩のスベリ方がハンパじゃなかったと言われていますが、
id:kiy0taka先輩のは"スベり芸"なので問題ありません。
むしろいつもの方がもっとスベりに切れがあったと思います。
どんどん見習わずにいきたいと思いますw


いずれは運営のお手伝いを少しでも出来ればなーと思います。
皆様お疲れ様でした。

*1:型情報を後から与えることができるようになる。