快適TortoiseSVNライフ
Windows環境でSubversionでバージョン管理をする時には、
Windows用クライアントのTortoiseSVNが右クリックメニューからSVNを利用できるので便利です。
ところが管理するソース等のファイル量が多い場合、やたらと動作が遅くなりました。
削除や更新をする時には、特に時間がかかりました。
解消方法を求めて調べてみたところ
TortoiseSVNはデータ管理でチェックアウトしたデータにオーバーレイアイコンが付加します。
視覚的に更新情報やロックの状態等を確認しやすいのですが・・これが肝でした。
バックグラウンドで動作している TSVNCache.exe なるプログラムがディスクへの書き込みイベントを監視しているから遅いのです。
tortoise svn はエクスプローラ上に svn 管理下にあるファイルやディレクトリのアイコンを表示するため、ファイルの読み書き、
ディレクトリの作成などのイベントを監視しており、これらの情報をキャッシュしてアイコン表示にそなえています。
その監視対象となる場所が、インストール作業を行なった直後にはすべてのローカルディスクを監視する設定になってしまっているのです。
tortoise svn 入れたらディスクが遅くなったような気が
たしかにタスクマネージャーでプロセスを見てみると、
TSVNCache.exeというプログラムがCPUをかなり使用していました。
今までは、あまりに遅い時にはプロセスを切っちゃってました(;^_^A
監視する場所を制限する事で、ディスクアクセスが遅くなる事を
抑えるような設定が出来る事を知ったので早速試してみました。
デスクトップを右クリックして、「TortoiseSVN」⇒「設定」と実行します。
開いた画面の左側の「アイコンオーバーレイ」をクリックします。
「ドライブの種類」の「固定ドライブ」にチェックが入っていたのでチェックを外し、監視対象が空の状態にします。
次に、監視を行なう場所を指定します。
僕の場合は「C:\work」以下だけが作業スペースなので「含めるパス」の項目に以下の様に設定しました。
"*"文字をパスの最後に追加する事で、パス内の全てのファイルとサブディレクトリが含まれます。
これで、以前に比べてかなり挙動が早くなりました。
HOSOKAWA Tetsuichiさんありがとうございました。